『 元の家 』 (はじめのいえ) 地元の木と漆喰(しっくい)を使った本物の住まいを低価格で実現するため、 新たな家づくりをはじめました。 なんと 30坪 1500万円。 ただ、その価格で、なんでもすべてがそろっているわけではありません。 余計なお世話かもしれませんが、 健康で快適に暮らすための機能は標準装備です。 あとは、将来の変化に合わせて、自由に展開できる可能性を備えています。
元の家の住まいづくりは、地元の工務店との 長い付き合いのはじめの1歩です。 生涯にわたって変わってゆく家族の変化や 要望に対して常に最善の状態で機能するよう 少しずつ手を加えながら長く快適に暮らせる 住まいを提案します。 家をつくるということが、地域の環境を守り、 美しい街をつくり、文化を育てる。そんな、心の 通った住まいづくりを目指しています。
通し柱と大きな梁で、できるだけ室内の細かい仕切りに頼らない構造になっています。 総二階を基本としたシンプルな間取りはコストを抑えるだけでなく、断熱性の向上や雨漏りのリスクも減らせます。
構造材には地域材、または国産材を使用し、輸送を含めた環境への負荷を低減します。 国産材の活用は自然との調和で成り立っていた伝統的な産業を活性化し、手入れの行き届いた美しい里山の景色を作ります。 内外装には伝統的な漆喰を使用しています。いずれも歴史と伝統が証明する安全な素材です。 素材の安全性は科学だけでは証明できません。便利で安全と言われたものが後に問題になった例はたくさんあります。 素材や外観のたたずまいは地域の文化や伝統を形成する大切な要素です。 本物の素材は時間の経過とともに趣を増し、感性を養い、美しい思い出と経験を与えてくれます。偽物の素材に囲まれて多くの時間を過ごしてしまう生活に危機感を持つべきです。 日本の住宅寿命はアメリカの1/2、イギリスの1/3と言われます。耐久性の問題以上に家に愛着と誇りを持てないことが大きな問題だと思います。
高レベルの断熱性を確保し、コンパクトな家でも開放的に広々とした間取りが可能です。 家全体をむらなく温める暖房器具や、LEDの省エネ器具も積極的にご提案します。 しかし本当は住宅産業そのものが多くのCO2を排出していることを私たちは知っています。 ですから最新の設備以上に身近な自然素材にこだわります。
それは将来にわたり愛着を持って住み続けることができること。 たとえ住む人が変わっても住み継ぐことができる家であること。 完璧な家なんて見たことがありません。 日々の生活は偶然と予想外の出来事に満ち溢れています。良い住宅とは生活の変化を柔軟に受け止め、手を入れ、メンテナンスをしながら美しく年を重ねることのできる家であるべきだと思います。 元の家は本格的な木造スケルトン。 太い梁と柱で支えられた家の内部は、生活の変化に合わせ、家族の成長とともに思い出を重ね成長させてゆきます。大規模な間取りの変更にも強度を気にすることなく対応できます。
■ 外装 ・屋根 : 国産洋瓦またはガルバリウム ・外壁 : 漆喰(しっくい)、ガルバリウムなどの素材の機能を生かしたシンプルな外観です。
■ 室内 ・断熱材 : 呼吸する健康断熱材 カビや結露を抑える画期的な自然素材の断熱材。 他の断熱材では、湿気を吸収すると断熱性能が低下しますが、呼吸する健康断熱材は、 数ある断熱材の中で唯一「湿気と共存」できる断熱材です。 ・内装仕上げ : 漆喰(しっくい) 5000年以上も昔から建材として使われてきた身近な自然素材です。 調湿効果だけでなく、CO2を吸収しながら徐々に堅くなっていきます。
・床板 : 無垢(ムク)フローリング 原材料の木の温もりをそのまま肌で感じられる、自然素材で身体に優しい床板です。